これがCD『SURPRISE!』のレコーディング風景だ!


とある、うららかな小春日和の午後、我々サプライズ!の面々は高円寺にある老舗ライブハウス「JIROKICHI」に集結した。そしてメンバーが全員店内に入ると、素早く店の内側からはカギが掛けられたのであった。といっても、別にこれからイケナイ遊びやアブナイ謀略が始められる訳ではもちろん無い。今日、我々はここでレコーディングをするのだ!では何ゆえにスタジオではなく、ここ「JIROKICHI」でレコーディングなのか?世の中にライブハウスと名のつく店は数あれど、店内の雰囲気はもちろんの事、実は僕はここの音が世界中で一番好きなのだ!(あ、いま全国のライブハウスの親爺を敵に回してしまった様な気が・・・)まあ、その心地良い空間で、気心の知れたスタッフと共に、リラックスしたメンバーの音を録りたい、というのが今回の僕の狙いである。(もちろん自分がリラックスできるというのが一番の理由なんだけれどね)しかし、問題が2つ!ひとつはあまりに多忙なメンバー達ばかりゆえ、全員が集まって音が出せるのは、今日一日だけだという事。(つまり一日で全て録り終えなきゃイケないって事ネ)そしてもうひとつ、正規のレコーディングと異なり、ここは専用のブース(個室)が無い。通常レコーディングは各プレイヤーがおのおの完全防音されたブースに入り、ヘッドフォンを付けみんなの音をを聞きながら演奏する、というのが普通である。今日はトーゼンながら仕切り無しの素通し状態。何故それが問題なのかって?チッチッチッ、お客さん、素人さんだね?よろしいご説明しよう。つまり楽器別に音を録る事が出来れば、あとで各楽器のバランスを整えたり、音色を変えたりするのが容易に出来るのはもちろんの事、不覚にも誰かが本番中にトチッたとしても「や〜すまん、すまん」などと苦笑いしながら、そいつはそこのパートだけをやり直す事だって出来ちゃうのだよ。ひつこい様だけど今回は素通し。当然いろんなマイクにいろんな音がかぶる。ドラムのマイクにギターの音が、ドラムのマイクにパーカッションの音が、ドラムのマイクにピアノの音が(全部ドラムのマイクかよ〜!)コホン、つまりそういった訳で、直しはほぼ不可能。よってメンバーの皆様、気合いを入れて一発で録っちゃいましょ〜と、こういう事なのであります。長々と録音方法の説明ばかりしてしまったが、無論そんな事、これからCDを聴いて下さる皆様方におかれましては、何の関係もへったくれも無いのはジュウジュウ承知の上でござる。メンバー同志のそこはかとない緊張感を感じて頂ければイイナァ、と思ったのであります。そう、これはまさしく観客のいない「ライブ・レコーディング」なのでありました。

午後3時頃「日常の風景」で幕を開けたレコーディング・ギグが終わったのは、日付も変わった午前3時すぎ。延々12時間のマラソン・セッション、全9曲を録り終えた我々5人の瞳孔は完全に開いていた。ビ〜〜ン。もはやおじさんの域に十二分に達している我々にとって、こいつは少々過酷な労働なのでしたが、しか〜し!今、あなたの手元にあるこのCDを聴いて見給え!そんな事を微塵も感じさせないこの溌剌とした素晴らしい演奏の数々を!!(自分でいうな〜〜!!)おじさん達、伊達に歳はとっておりません。やる時ゃやります。ここに構想2年半、録音1日(実をいうとアコースティック・ギターをかぶせたり、ボイスを入れたりでもう1日使っちゃったんだけどね)、サプライズ!の1stアルバムはここに堂々の完成を見たのであった。今はこのアルバムの発売をメンバーと共に素直に喜びたい。苦しかったあの時期、あの曲。(たった1日なんだけどね)そして何よりタイムリミットのあるハードな作業の一部始終に最後まで付き合い、根気強く仕事をやり抜いてくれたエンジニアのWAOさんに心からの感謝とリスペクトを捧げたい。ありがとう!!・・・・ごたくはこのくらいにして、あとは皆さんの時間です。みんな、ゆっくり楽しんで聴いておくれ〜!!

                                    三好“3吉”功郎


皆様ご存知のとおり、今回のCD『SURPRISE!』は、通常のスタジオを使わず、ライヴハウス『JIROKICHI』を舞台に行われました。

ここでは、そのレコーディング風景のあれこれを写真&一言コメントで振り返ってみたいと思います。

しっかし、改めて見るとよ〜やったわ。ホンマ.....。

(写真:山下ピロ氏、文章:3吉)


画像をどうぞ!

その1

その2

その3